外資系企業や海外にオフィスがある企業に勤めている人は同じ気持ちだと思うのですが、正月休み明けの月曜日も祝日であることを各国のオフィスに連絡するときにはかなり気を遣います。
日本以外の国は1月2日が仕事始めであることが多く、日本が動き出す4日または5日には既に通常の仕事モードになっています。
対して、日本は4日または5日に初出社して、すぐに6日(土)、7日(日)、8日(月・祝・成人の日)の三連休となるので、日本以外の国からすると「年末年始にあれだけ休んだのに、またですか?」という感じになります。(公に言われたことはないですが…)
個人主義文化の国はあまり他人のことは気にしないかもしれませんが、それでも相手の仕事に支障が出る場面があると、”日本人”の私にはかなり気が引けてしまうのです。
ところで、海外のオフィスがいつ祝日なのかも気になったので、試しにノルウェーとシンガポールの2024年の祝日を調べてみました。
以下の表は、土日の祝日を除いて、平日が休みになる日だけをピックアップしたものです。
2024年 | 日本 🇯🇵 | ノルウェー 🇳🇴 | シンガポール 🇸🇬 |
---|---|---|---|
1月 | 1日 8日 | 1日 | 1日 |
2月 | 12日 23日 | 12日 | |
3月 | 20日 | 28日 29日 | 29日 |
4月 | 29日 | 1日 | 10日 |
5月 | 3日 6日 | 1日 9日 17日 20日 | 1日 22日 |
6月 | 17日 | ||
7月 | 15日 | ||
8月 | 12日 | 9日 | |
9月 | 16日 23日 | ||
10月 | 14日 | 31日 | |
11月 | 4日 23日 | ||
12月 | 25日 26日 | 25日 | |
祝日合計 (土日を除く) | 15日 | 10日 | 10日 |
この3カ国だけで比べると、2024年の上期はどの国もそこそこ平日に祝日があるので、そこまで気を遣う必要はなさそうです。一方で、下期は日本だけが満遍なく祝日が配置されているので、結果、年間の祝日(土日を除く)は日本が15日に対して、他の国は10日になります。
ノルウェーは下期、特に7月から8月に数週間単位の長期休暇を取る人が多いので、有休を合わせた一人当たりの休日数は日本と変わらないか、それ以上だと考えられます。しかし、上期も下期も月に1日、2日を全員休業にしてしまう日本の休日システムは、ビジネスが日本だけで完結することが少なくなった、かつ、日本の会社でも有休をよく消化するようになった今の時代には良い方法とは言い難い気がします。少なくともこれ以上の祝日を望まない方が身の為だと感じてしまいます。