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目に見える効果、見えない効果

世の中には、目に「見える効果」と「見えない効果」があります。最近も二人のお巡りさんの行動で感じました。

私のよく行くオフィス街では昼休み(ランチタイム)の時間帯を狙って、歩行者妨害の取り締まりが不定期に実施されています。お巡りさんは少し離れた看板の影に隠れて、歩行者妨害をしたドライバーを取り締まるのです。

違反切符の処理をされている数名を目撃したので、それなりに違反があるのでしょう。でも、その違反を取り締まるためには人が横断歩道を渡っている最中に車が通過する必要があります。人が車に跳ねられる可能性を陰から見ておきながら、お巡りさんはただただ取り締まりに勤しむことに何か違和感を感じます。

一方、何をするわけでもなく制服姿で駅の改札前で、通勤時間帯にずっと立っているお巡りさんもいます。検挙数という形では現れない実に地味な活動ですが、その姿を心強く思っている乗客の方はきっと多いと思います。

直接的な数値が出ない効果を測定するのは難しいと感じます。紹介したお巡りさんのケースはその一例ですが、人の評価や、安全対策費用の効果等、世の中には同様の問題がたくさん存在します。見えない行動の効果ををどう見える化していくのかが私にはとても興味深い事柄なのです。